2007年04月22日
大帝の剣(映画評・感想)
このところ「サンシャイン2057」とか金曜日「ザ・コア」とか地球滅亡系ばかり見ていたおかげで昨日、
〜理由無く隕石がふってくるとの予測のもと、移住するのだけれどやっぱり隕石がふってきて(何人かやられるが)でも助かる〜
という壮大でしょぼい夢を見て目が覚めた。
昨日は「陰陽師」などで有名な夢枕獏原作、「トリック」でおなじみ堤幸彦監督「大帝の剣」(大帝の剣)を鑑賞。
オリハルコンという金属でできた大帝の剣をもつ「よろずげんくろう」こと阿倍寛が黒人の孫であるとか、液体の宇宙人が長谷川京子の中に入り込むとか、設定は破天荒。
そこでオリハルコンをめぐる冒険活劇で特撮がしょぼいとかあるが・・・。
随所に織り込まれたこネタを含めて 理由無くおもしろい。
「面白ければ、それでいい」今回の表題に嘘偽りはないし、邦画がCGを使う場合でも ちょっとばかばかしい陳腐さというのがおかしい。
やっぱり おもしろければそれでいいいなあ・・・と映画についてはシンプルに思う。状況設定の不自然さなど 面白さの前には無意味で 予算が小さくても面白いものは作れるといういい例だと思う。
「仕事も面白ければ、それでいい」というものにもっていけないものか・・・。
自分のやっていることに論理的正当性を持たせたりして、複雑にするよりも シンプルにしてやっていること自体に楽しみを見出せる仕事をできている人・・・そんな人はうらやましい。
趣味でスポーツをしている人なんて 理由無くおもしろいからやっているのであって、健康にいいとか、そんなのはすぐに続かなくなる。
最近おもしろいことができていない。・・・理由無く面白いことをやりたい・・・。続いているのはブログくらいか・・・。
「大帝の剣」を見て おもしろいことを考えたくなってきた。やはり(商売をはじめて)お金儲けとか、いい文章を書こうとか考えるより 面白そうな企画を考えるのが一番楽しい。