2007年04月23日
正社員増やして・・・その後
新聞でファースト・リテイリング(ユニクロ)の社長が「パート・契約社員を正社員に切り替え増やしていく!」と書いてあった。ユニクロのスクラップ・アンド・ビルドしやすい店舗づくりや明日にでも引っ越せる鉄の棚はいいなあと思っている。しかし、正社員を増やす!という行為はいいものの・・・その後ってのが気になる。
下流社会 新たな階層集団の出現を読みながら、年収のみならず、「意識が下流な人が増えているよ!」という主張になるほどと思う。就職活動中、BBQと会社説明会をはかりにかけて「BBQ いきて〜」なんて人は下流を越えてもう 吹き溜まりの域にあるのはたしか。
一方で正社員を増やす企業側も 支店とかバンバン増やしていけばいいが・・・ユニクロを代表するようにもう国内では飽和状態にある。中国へ販売面で進出できるかというと、法規制の問題でバンバンはムリだ。インドだって簡単ではないだろう。輸出できるのは「製品」であって、「人」ではない。
そこでくだんの正社員を増やすこと。
じゃあ正社員になったからといって店長になれるかっつうときっとほとんどなれないだろうし、海外へ行く人もちょっとは増えるかも知れないけれど、10年後どこに置くか?ということも気になる。
景気がいいといっても市中の購買力が上がったわけでも、輸出が絶好調というわけでもなくて、リストラなんかでやっと適正規模になってきて、為替が落ち着いているというところが現実なんだろうなとか推測する。
正社員になりやすくなってきた。そして正社員でも下流が増えていく・・・。正社員でも若い頃は給与が安い。企業はそこを利用する。・・・あとは知らん・・・。
ということで下流は意識のみならず増えていくし、自分は下流になるものか!とブレイクスルーを考えておかないと水は低きに流れるのは至極当然。
正社員でも黄色信号ですぞ!