2007年07月03日
世間がすべてモテまたは非モテになったら
モテの中で当然に序列が生まれ、まあ、仮に世間が5人だとすると、別に番号がつくわけではないが自然と1〜5の順番がつく。結果、4〜5の人は常識的にはモテなのに、その世間では非モテ。これがみなポジティブで研鑽しあってくれればいいが、結果そうはならず・・・1〜2番の人は限界効用に達するまでモテを続ける。4〜5の人はおこぼれすらあずかれず・・・結果ネガティブになっていく。「どうでもいいよ」
モテの世間の非モテNO1。
一方、非モテを集めても同じことが起こる。モテほどではないが、(世間には)非モテの中でモテNO1になった人は限界効用に達するまで・・・あるいは(モテた経験がないだけにバブル気分で)限界効用を超えてモテる努力・多数のデートをするかも知れない。こうなると非モテの世界では1人勝ちの可能性が強い。 非モテの世間のモテNO1。
いいモノの中なら2番手、3番手でも我慢できるところが、まずいモノは2番手、3番手では我慢できないのが、人情。それでも我慢できる人・・・偉いです。いや我慢ではなくて趣味の問題か・・・いずれにしろあんたは偉い。
これは案外現実にある。共学をはじめた女子高とか、工業高校とか・・・人間は身近なところで恋愛を見つけようとするものだ。というかそれが世間だったりする。そしてこれを社会とか広い世間で振り回されるときっと勘違いになるが、狭い世間なあずっとそのまま(客観的には誤解でも)主観的には優越感の中で生きることができる。
ここで前述の人の話に戻すと、本来の生産性についてはホワイトカラーなので、しょうしょう厄介であるが、少なくともまわりの評価は「クビをふってマウスをクリクリしているおじさん」。そして上司は仕事はほとんどふらない。あきらめとかいうより、そういう札がついている。「そっとしておくこと」
しかし、部署内では重要な役割を担っている。(相対的に)「仕事のできると目されている人の評価を上げること」「変なおじさんより変なので、変なおじさん
を普通に見せる効果」があること。(無意識であるが)一身に怒りや不愉快を引き受けること。この役割は案外侮りがたい。もし彼がいなかったら、他の人が繰り下がりで「やつはおかしいよ」と言われていたわけだ。そういう会社の中での言い方は悪いが、ハケグチのはけになっている。
能力がどうかはともかく、リストラによって失われるものの一つに ハケ がなくなる可能性がある。口は優秀な人々になってもらうとして、ハケがないと、優秀な人々も相対的にモテの中の非モテになってしまう可能性がある。
切磋琢磨すりゃいいんだけどね・・・そうはいかないのよ・・・みんな・・・できる人はできる人と見なされるがゆえ、できる人足らんとする側面があって・・・
だから会社の中では、できない人もいるべきなんだろうなとか・・・それは何も考えていなくても打たれ強いという意味か、あるいは打たれたことに気が付いていないボクサーか・・・いずれにしろ、防御もせず、はけになっている人を見ると・・・(仕事もせずマウスをクリクリ)鼻歌を唄う姿にも感動を覚えるって・・・そんなわけない。
ハケをなくせば・・・口もいらなくなるのかしら・・・そんなことはないだろう。
女性って「はけ」見つけるのうまいもの。