2007年07月18日
個人では難しいが会社ならできること
国立大学が独立行政法人となり、T教授(今は他の大学)が嘆いていた。予算が削られる・・・。こうなると著名なゲストスピーカーとかその他調査研究ができなくなる。
文系なので、さしたる産学連携(の成果)など期待していない。が、自分が卒業した大学院が活性化することはうれしいことだ。そして、まあ、アカデミックも会社に入ったからこそ必要ですよ。・・・たぶん。
ゆえに「会社から(ついこの間卒業した)母校へ受託研究費用を出してください」とダメもとでふっておいた。これこそ地域貢献ですっとか。
まあ、会社の規模から言えばそう大きな額ではないが、それを支出することになったようだ。そのことを双方にふっておいたおいらとしては顔がたった感じ。ありがたや、ありがたや。
もちろん「とったど〜」なんて自慢できる内容でもない。底辺でちょろちょろ話しておいただけだ。しかし、ちょろちょろ話しておくことは会社で意外に効く。いきなり大学が「お金を出してちょうだいっ」なんてきても企業は「はいっそうですか、じゃ、○○○万円」なんて出さない。あと教授陣は頼むのがいっちゃ悪いがへたくそだ。人に頼むのがいやで研究者になっているのでは?という人もいる。
そこで「くるとは思いますが・・・これこれこういう背景で受託研究費用をお願いしたいのです」と単なる在学生であるところのおいらが言う。そしてこれは企業内にいるものとして(例えば新聞発表されてりして 広告から考えれば十分ペイします。地域貢献でしょ?)ふっておく。
そこへ頼みベタがきてもダイジョブ。まあ半年ばかりかかったが、ようやっと決定。なぜか(担当の)役員の方と握手。お前の意見してやったりというところか・・・まあ喜んでおこうホトトギス。
と自(己)マン(タレブー)はこのへんにして、何が言いたいかというと、会社や組織にいると 自分ではできないこともできる可能性がある ということ。
まあ、それなりに動いたりメンドーなことはあるけれど、自分でその額の支出はできない。しかし地域貢献とか大義名分がたつとオーナー企業以外は支出する可能性は出てくる。ここいらへんはプチ公務員的な体質が幸いしている。大義の前には「はっはっ〜て」なもんだ。
今のところ自分にメリットが返ってくるかはわからない。たぶんない。しかし、個人では難しいが会社ならできることができた。それで十分だし、まあ、組織にいるメリットつか。何事もきっかけに過ぎないが、きっかけってのが何かを生み出す源であるとか 偉そうにゴメンクサい( -д-)ノ。
さて、これがらみは二つ目処がついたというかなんとなく慣例になりそう。本丸もあるこった、まずは外堀をっと。