aamall

2007年09月03日

いい人と悪い人どっちが得か?

世の中には常識の範囲でいい人と悪い人がいる。人の善悪などそうそうははかれるものではないがそれでも口の端に「いい人と悪い人」というのぼる。

ここでの定義は以下。



ここでは徹底した「いい人」とかではなくなんとなくいい人の部類。難しく言うといい人というは利他的と言い換えることもできるし「お人よし」とも呼ばれる。利他的とは他人の利益を考えて動く人のこと。

  • 合コンでは自分が好みの人がいてもでいい席を譲る人
  • 困っている人がいたらできる範囲で助けてあげる人
  • モノを頼んだときに嫌な顔をしないで受け答えしてくれる人
  • 関わりをもったことにたいして「責任の一端」を感じる人
  • 選択順位を譲る人

などなど。

一方「悪い人」も徹底的な犯罪者パターンではなく微妙に・・・「あ〜こいつやだな」みたいな人まあこれを利己的というが

  • 合コンでいい席どりをしておいて脈がないとみるや席を変われと平気で言う人
  • 自分に得にならないことは絶対しない人
  • 選択順位が公平に決定したものでも文句をつける人
  • 「責任の一端」があるにも関わらず自己保身に走る人
  • 自己中心的でそうならない場合はすねること
  • わがままをなんとか押し通そうとする人
  • 甘えられるとなったら際限なく甘えてくる人


「そんなのいい人が得じゃん!」とは言い切れない。たしかにリスペクトは集まるかも知れないが、利他的であるということは同時に 自分のことはなおざりになる ことを示している。自分を押し下げることで自分の評価は結果あがるかも。。。そういうせこい観念がないからこそ結果そうなるというか。尊敬を集めるけれど、尊敬の倍くらい損をすることも。そこいらへんは兼ね合いであるけれども、利他的であるということはそれだけ他人のために動くということである。

合コンでいい席どりができず、声をかけることもできず、ただ黙々と「あっチューハイ 梅でっ」とかマメに頼んだりして・・・どれだけの人が見ているだろう?アドレスを聞くことできず・・・「あ〜彼(あるいは彼女は)いいやつだ」

でっ悪い人はニュアンスとして「やなやつ」のレッテルを貼られていたりするけれどもまあ自分にとって損得観念がしっかりしているので それなりに生活というかコミュニケーションを保っていけるもの。案外「おれが!おれが!」の方が得をするシーンというのも多いもの。言ったもん勝ちのパターンでは必ず得をするし、甘えられる人を見るや際限無く押し付けたりしてそのパフォーマンスはすべて利己的に振舞われる。

またごますりなど利他的に振舞うときがあってもそれはもう直接自分に利益になるようなっつか。

そのへんで相手のことを慮らず常に勝負するので、失敗も多いが成功の数も多くなる。そんな傍若無人であっても案外「オレっていい人」とか思っていたりする。自分が気に入らないときは必ずまわりが悪いと思っていたりする。

学校では利己的ではなく「困った人がいたら助けましょう!」と利他的であることを教えているが、利己的でもさして差し支えのない連中は「うちの子は悪くない。悪いはずはない」とねじ込む。

利他的な行動を教え込む親なら駐車禁止を犯してまで保育園の前にど〜んと車を止めるはずがない。むしろ利己的であることを無言で教えている。

まあそうやって 「いい人」ってのを見たことがなくなる人も増えていく。もう利他的であることは多数派ではなく、少数派になっていくのではないだろうか?そうなると「いい人」は少数派として本来リスペクトされてきたはずが・・・「なんて変なやつだ」と。

そうして利己的な人が多数をしめる。自分が得をしようと一生懸命動くことになる。そうすると必然的に対立することが多くなる。利己的な人ばかりが集まれば争いが耐えない。自分が一番最初に選べないと気に入らないし、選んでも後で「やっぱこっち」みたいな。

だから短期的には(利己的な)悪い人が得をするが、長期的にみるとぶつかりすぎて損をするという格好になるはずだ。つまり長いスパンではいい人が得。

昔は年をとるにつれていい人になっていったと思われる。自分がおなかがすいていても近所の子供に飯を食わせていたとも聞く。今はどうか?かなりの年齢の方でもそうではないだろう(家族に対する行動は利己的とする)。

亡くなったばあちゃんの話とかを聞くと昔は本当に見返りの期待なく利他的であったようだ。まあまわりまわってはあったにせよそこには優しさが流れていたように思う。そういうのがなくなってくるのはさみしいことだと思う。

 ので「いい人」が得である・・・としたい。



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