2007年09月25日
親より稼ぐネオニート(書評・感想)
成功したニート=ネオニートという定義。しかし、真性引き篭もりであっても成功する事例があることを示す。
ただその数が少ないことにも言及しておかねばなるまい。アフィリなんかもやっている身として。良質なコンテンツを提供したいと思う身ゆえ・・・本書で書くほど簡単ではなく、それでヒルズに住むのは・・・もしかしたらプロ野球選手になるより難しいかも・・・。
「30代無職」には自営を応援するしかない
ほとんどの職種では、都市部でも35歳以下しか正社員の募集はない。30代以上のフリーターやニートにはネオニート(自営)の道しか残されていないのだ。P181
これは一定の事実を反映している。いまだに企業の「新卒」志向にはゆるぎないものがある。中途採用で実際経営幹部になることは難しい。
ゆえに自営という道には賛成である。またデイトレードやネットビジネスで稼ぐのもよいと思う。元金を少なくやるには最適だと思う。
思うが・・・例えば情報商材を売っている人は現実には情報商材を売っている人に買ってもらっているのであって・・・詐欺的なものも多く・・・最近は飽和した感じ。
まだデイトレードも相場の下げ局面では難しい。アフィリ、ドロップショッピングも「せどり」も一定の手間と根気と知識が必要だ。
なんの脈絡もなく商品を置くだけで・・・売れるとは思えない。
しかし本書の重要な示唆として・・・働くことはつかわれることだけではない・・・ということ。
在宅で仕事をするのもいい。趣味の延長上で金を稼げるのはなおいい。ただ、ここから読み取って欲しいことは それでもそれなりの努力が必要である ということ。
若者に対する就労支援は一部行われているがまだまだ十分でない。ホントにやる気あんのか?政策がまだまだ多い。→ジョブカフェ行った云々 このへんに期待することは今後も難しいだろう。
でっ本書を読んで・・・趣味の延長上で稼げることねえべな?とか自分の能力の精査してみるのも。これは就職活動をする学生が行うことと同じ。もう一回やってみるのと同じ。「したいことはなにか?できることはなにか?」
まあそれはそれでいばらの道かも知れないけれど・・・ニートならば・・・時間は十分にあるはずだ・・。
親より稼ぐ・・・最高だ。会社員として働くことだけが道ではない。
ただ・・・本当にニートばかりの水泳大会・・・もとい社会になってしまうと ニートではない人も将来は困ってしまう。
ただ個人の経験は余人をもって変えがたいのであって・・・あなたの経験が生かされることになるかも。ネットはその可能性を高めるツールには間違いない。
まずは、ニートが本書を手にとるかどうか?応援歌すら聞き流しならば・・・周囲の雑音として・・・かき消されていくのでしょうね。いずれにしろ 上流に昇るのはパワーのいることです。