2007年10月20日
アルファブロガー(書評・感想)
本書は日本の「アルファブロガー」に選ばれた11人へのインタビューを通じて、ブログの特徴や可能性をあらためて問い直しています。INTRODUCTIONより
2005年10月発行であり、ちと古いが自分も前ブログを書き始めた当初から読んでおけばまたブログとの対峙が若干違ったかなという感じがする。
とにかくブログという形式でなんらかの情報を発信することは自分自身へなんらかの影響を与える。それはアフィリエイトでの報酬、他人を傷つけるというリスク、見知らぬ人ととの関係性、そこいらは様々である。
一定期間以上続けている人は匿名か実名かを問わずそういうものを感じる。もっとも匿名とはいえ書いていることを知っている人は知っているわけであるが。
おいらの場合でいうと書き始めるのが先で人のブログを拝見するようになったのがあとだ。
いずれにせよ情報を発信している以上なんらかの(コメントのみならず)レスポンスを感じる。
そういうことのを多くのPVと読者を抱えるアルファブロガーたちは先に経験している。
特に論壇系ブロガーというのはブログが持つ正の側面と負の側面に出会っていると思う。どの方も比較的正の側面について述べているが
私が政治的な発言をすると、それはまずいと思う一群もいて、それも反論すればいいのに、誹謗中傷の山を投げてくることがあります。〜特定人物を指定しての誹謗中傷は、本質的に訴訟も関連しますので困ったなと思います。P66 finalvent氏
ときちんとそこにも触れている人がいたりする部分がこの本の妙である。
まあそう多くの人に読まれているわけでもないが、自分が少なくともパブリシティに発言できる機会であることはたしか。もちろん誤解と理解のはざまを行きかいながらではあるが。それは情報を発信するという一つの宿命というかどういう風に書いてもいかにでも読まれうる。
と相当かたい書き方にはなったが、一生書面にコラムや記事を載せることのない人でもなんらかの発信のできる機会がブログであり、そのへんはどの方も楽しんでいる。ただアルファブロガーが自分がずっと読んでいくかはまあ合う合わないとかあるんだけど。
芸能人ブログだけ読まないであなたに合うブロガーを探して欲しい。きっと人生のアクセントになる。
そしてできればあなたも読み手だけではなく発信側になって欲しいと思う次第。あなたの考えや思いは他の人にはマネはできないのだから。
いずれにしろなんらかの発信をしたいと思っている人にはぴったりの一冊。
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この記事へのコメント
この度は読者申請して頂き、
ありがとうございます。
こちらも申請しましたので、
よろしくお願いします。