aamall

2007年10月24日

行動はどこまで遺伝するか(書評・感想)

→サイエンス・アイ新書 行動はどこまで遺伝するか

<目次>
はじめに
第1章 生物学はこうして始まった
第2章 動物行動学の先駆者たち
第3章 神経科学の誕生
第4章 行動を支える脳の仕組み
第5章 DNAの発見から組換え技術の確立まで
第6章 行動のDNA 
第7章 性行動を分子で読み解く


ともあれ最近の話題で

→WIRED VISION

DNAの二重らせんモデルの著名学者でありノーベル賞も受賞した生物学者ジェームズ・ワトソン氏が、「黒人の知能は遺伝子的に白人より劣る」と発言。騒動になっている。


→404 Not Found 充分よければ優劣はどうでもいい

黒人が知性において劣るか否かは、反証されていないが証明もされていない。しかし、黒人--に限らず人間--が、社会生活を送るのに充分な知性を有することは、すでに証明されているのではないか。


→池田信夫 blog

要するに、黒人のIQが低いということが事実だとしても、それは最近の欧米社会の尺度による「成功」の確率が低いということにすぎない。


本書は遺伝子と脳の研究がどれくらいわかってきているか?をざっくり書いた本。ワトソン氏の発言に至る大筋の歴史が記されている。

本書他にも書かれていることだが、「素質か?」「環境か?」ということについては人間の環境をまったく同一にできない現在においてはどれだけ遺伝子研究がすすもうとおそらく例外は出てくるものと思われる。

そもそも社会への適応というものは社会の変遷が激しいだけに(仮に両親が絶望的おバカであっても)子供が生き抜いていくことができないということと同義ではない。


 さらに残念なことにはヒトの遺伝子の数は年々減っているのである。〜中略〜実際に存在質得る遺伝子の数がそう簡単に増えたり減ったりするわけではない。その推定される数が減っているということだ。P157


思わず現代男性の精子の数と読み違えたが・・・遺伝子で様々なことがわかっている反面、「そんなものなの?ヒトゲノム」というのが感想。

「親父みたいなよ〜♪酒飲〜み♪などにゃ」

遺伝子が行動のどこまで影響しているかわかってきているか?は本書で確認されたい。

ともあれ理科嫌いでも後半は楽しく読める。どうなのかな黒人のIQ。


IQは万能ではなく、この検査の対象が知能のすべてを含むわけではない。〜中略〜主として、集団の知能の分散のどの程度が遺伝により決定されているかという考察をしており、絶対水準については何も語っていない。→IQ WIKI

なんの指標にせよ、人種や環境が違う以上遺伝子も何かは違うだろうなという推測が成り立つ。

「おねえMANS」が番組になるくらい・・・。

遺伝子とこの番組に思いを馳せる一冊。

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blog49 at 06:45│Comments(0)TrackBack(1)clip!書評 科学 

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1. 始まりの科学(書評)  [ blog50-1 ]   2007年10月24日 19:48
始まりの科学 宇宙、銀河、太陽系、種、生命、そして人類まで [サイエンス・アイ新書] (サイエンス・アイ新書 36)を読む。 何事にも終わりがあるように始まりもあるはずだ・・というかどこから始めか?これこそ科学。

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