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2008年02月21日

オールドボーイ―ルーズ戦記(書評・感想)

オールドボーイ―ルーズ戦記 (土屋ガロン著)を全巻読む。どこで人間恨まれるかわからないってな。

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オールド・ボーイ プレミアム・エディションはすでに映画化をされていて、今さら説明する必要もないかも知れないが。漫画の方が設定が日本なだけにより楽しめた。

主人公はある日新宿で突然拉致され、その後テレビだけ置いてある不明な部屋で監禁される。最初は絶望が襲う。しかし、日が経つうちに監禁した犯人への恨みを募らせ、いつしかそれが希望となり、ただひらすら店屋物の中華をすすり体を鍛える。

10年後突然解放されることとなるが、拉致された理由がとんとわからない。もちろん恨む相手もわからない。そんなときに小料理屋のバイト娘とねんごろに。漫画ではすぐに発信機を埋め込まれていることに気付き、取り去るが、それを拉致した張本人に出会うためのツールとして利用しつつ核心に迫ろうとする

「なぜ拉致監禁を継続するために(監禁費用)3億円も出したのか?」

拉致した犯人は度々コミットをもってくるが、主人公も「なぜ拉致されたのか?」がわからないためとっちめることができない。恨みよりも理由が聞きたい。

犯人は途中・途中でわざと主人公にヒントを与え、(あらかじめ)小学校の元担任まで巻き込んでヒントを与え続ける。

「オレはなぜそれほどまで恨まれたのか?」

知的なゲームとして心理戦がひたすら続く。ヒントは常に犯人が用意し、あらかじめ監禁と同時に(登場人物の多くに)後催眠までかけてある。犯人はまるで自分のアイデンティティを突き止めてほしがっているかのようなゲーム。

  どこまでが自分の意思・相手の意思なのか?

映画では主人公の(15年も監禁された)恨みがどろどろしく描かれ、ただひらすら「恨みはらさでおくべきか」の残酷なシーンが続いたが、漫画の方はむしろ、主人公の自分探しの要素が多く、犯人も憎むべきキャラクター設定ではない。ただ、ただ悲しいだけである。

残念なのはこれが日本映画ではなく、韓国映画で、かつ設定も変えていることである。

言語を超えた部分でも喜びは伝わるが、悲しみはなかなか伝わらないのではないか?

ここは忠実に日本でリメイクして欲しいものだ。

「羨望」と「恨み」、「絶望」と「希望」というものが背中合わせであるということがよく理解できる漫画だった。

→Wiki オールドボーイ

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blog49 at 00:01 │Comments(0)TrackBack(1)clip!書評 漫画 

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1. オールド・ボーイ  [ PICO*THEATRE ]   2008年03月23日 15:08
何のための復讐か。誰のための愛なのか。憎しみに終わりはあるのか。 お薦め度:.★★★★★. 「すごいものを観てしまった…」と思いました??..

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