2008年03月06日
点鼻薬は使うな!
ホコリだらけの環境が悪かったか、鼻水が出だして数年、「おさるのケツ拭き」などと書かれた専用ティッシュを(当時バイトの)塾の生徒に差し出されるほどお鼻ジュルジュル。
これが社会人になると・・・つまる・・・に変わった。常時詰まるので病院にいったら「ハウスダスト・・・かな」と曖昧な回答をもらって電動吸入器 通称ネブライザーと飲み薬と点鼻薬を頂いた。点鼻薬はステロイド由来のものでどうもすっきりしない。
何回か通院したが鼻が通ることはなく、結局市販の点鼻薬を使用しだした。
これが劇的に鼻づまりを解消する。何度か種類を変えた(たぶん強い成分のもの)が詰まってくると「シュッ」これで解決。
しかしあくまで対症療法なのでいっこうに改善はしない。どころか点鼻薬をさす回数は増えるばかり。形状がローターに似ていたので「なんだそれ?」と言われつつもハンカチを忘れても点鼻薬を離せなくなった。1日数回のところ1日十数回。
もちろん使用上の用法容量を守れなかったわけだけれども、不愉快さには負ける。不愉快なら容量など破る。「シュッ シュッ シュッ」
ちょっと詳しいことは調べて欲しいが血管を収縮させて鼻の壁をへこます成分と鼻水を溶かす成分が入っていたのだろうと思う。
っがだんだん使うタームが短くなって、たぶん鼻の壁も膨張と収縮を繰り返すうちに詰まる状態が多くなったし、クスリもきかなくなった。いわゆる肥厚がひどくなるというやつらしい。
息をするために口をあけているため乾燥して、目が覚めて点鼻薬をさす。そりゃ心身ともに悪いわけだ。
手術は唇の裏側をめくってとか顔面麻痺になるとか(噂で)聞いていたのでふん切れ無かった。っが取引先のおっさんが同じ症状になり、早々に(鼻の骨と壁(肥厚)を一部取り除く)手術に踏み切った。「ぜんぜん痛くねえの!」唇なんてめくらずに鼻の穴からの手術だったとのこと。
というわけで他にも理由はあるんだけれども私も手術することにした。「ぜんぜん痛くねえの!」
は麻酔から覚めるまでであって覚めたら無茶苦茶痛い。肉をそぎ落とす感じなので縫うことはできないからとんでも無い量のガーゼを突っ込まれていた。
トイレにたって鏡を見ると ハナつき眼鏡 みたいな外人ばりの(高さは違うんだけど)巨大な鼻の私がいた。もちろん腫れもあったがこりゃすげえ量のガーゼを突っ込まれているのが見て取れた。まんまるの鼻。記念写真をとろうと思ったが痛すぎた。
やっとガーゼを抜くというタイミングで「あ〜まだ血がとまってないね〜」とまたガーゼを突っ込まれたとき・・・絶望した!痛いのと異物感があと24時間続くのか。
といいつつも3日にはガーゼを抜き、5日目には痛みもおさまった。
鼻が出なくなったわけではないけれども詰まる時間は劇的に減った。医者は「あんまり期待しないでね」と言っていたが期待以上に鼻のスウスウ感を味わうことができた。
なにより通称「シュッシュ」の点鼻薬を持ち歩かなくてよいし、もう買う必要もない。薬を忘れるときの憂鬱感ってななかった。
完治とはもちろん言えないけれど、近くに被験者がいなければなかなか命に関わらない手術というのはしにくいものだ。
おっさん ありがとう。
つまり薬は用法容量を守らなくてはいけないし、ネブライザーと薬だけで何回も通わせる医者ってのは注意で、かつ鼻にガーゼをアホほど詰めれば「まんまる鼻」になれるという話。
症状はいろいろあって、ケースバイケースなんだろうけれど、おっさんと私はとりあえず(1年超経過)順調。
鼻とか耳は脳にも近いしいろいろな影響とかあるのでとくに市販薬の使い方は気をつけなくてはいけないね。