2008年07月12日
仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか(書評・感想)
- 第1章 筋肉はビジネスモデル
- 第2章 目的は「続ける」こと
- 第3章 トレーニングの原理原則
- 第4章 トレーニングの常識・非常識
- 第5章 トレーニングがうまくいく人、いかない人
- 第6章 食事と睡眠の質を上げる
- 第7章 フィットネスクラブ・トレーナーはどう選ぶ
- 第8章 できる人のトレーニング
- 第9章 筋トレに学ぶ成功法則
結論から言うと筋トレ→仕事ができるの順番ではなく、仕事ができる→筋トレしているというのが本論のようだ。
仕事ができるというか成功してきた人のトレーナーが書いた本で筋トレの過程とビジネスの成功過程が忍耐とか言う点で似ている・・・という部分だけ摘み取ってこんな題名になった。
そして現在のビジネスマンがいかに見た目に対する強迫観念があるかということを暗に示しているし、そもそも「仕事ができるのできないの」というは見た目・しぐさ・自信という曖昧さでなっている部分がある。
たしかにフィジカルの強さというのが往々にして自信につながっているし、マッチョ=モテというのは男性はわりと信じている。女性は痩せ=モテと信じているのと同様だ。
エグゼクティブの多くが金でないモテを求めることはなんとなく理解できる。モテとマッチョが比例するとは思っていないが、goの自信にはなるかも。
そのうちランナーズハイみたいになって筋トレしないとすっきりしないまではいい。
そうすると、自由に使える時間を全部、体づくりに注ぎ込んでしまい、挙げ句の果てには、「今度ボディビルの大会に出るから、まだまだ筋肉をつけなければ」「鶏のササミとブロコッリーしか食わない」といった思考で頭がいっぱいになってしまうのだ。〜中略〜どんな運動にもメリット、デメリットがある。「運動のための運動」になって、運動が自己目的化してしまうと往々にしてデメリットが大きくなることを忘れないで欲しい。P94
やたらとタンクトップを着るのはいいにせよ、自己愛とかナルシズムの傾向は強くなる。私自身も鍛えていたときは鏡の前に立つ時間が長かった。そうなるとモテからは遠のいていくような。 自分に夢中っつか。
っで私としてこの本を激プッシュするっつうことはない。筋トレもやった方がいいが、チャックは長くいなかったし、ケインは日本語がうまくならない。よしおは服を着るタイミングすら失っている。そんなの関係ねえか。
ただ、ビジネスにとって見た目が与えるイメージとセルフイメージはやっぱりフィジカルに依存するんでないかしら。
よいトレーナーを選ぶことはよい上司に学ぶのと同じで結果的になにかへの近道だ。もっともサラリーマンは上司を選ぶことはできないけれど。
なんで?仕事ができると筋トレみたいなところで筆者は
なりたい自分になるための習慣〜トレーニングが終わるごとに次回の目標を設定することで、トレーニング習慣と自分の生活やメンタルの間に、よりよい循環が生まれてくるのだ。P191
よくわからないが、メンタル面で言うとそこそこ忙しい方が健全なような気がする。要はバランスだろう。
しかして帯の通り筋肉は最強のビジネススキルだ!に得心がいったかは「NO」なんだけれども、それが一つのスキルであることは間違いない。それがフィジカルの強さなら。
もう一つは丁寧に説明されている筋肉のつき方は一朝一夕ではないという部分に継続の重要性が強調されている。
経験値は最近甘く見られているが、今後は学ぶことが簡単なだけに継続して初めて身につくものがビジネススキルとしてますます重要になるだろう。そういう部分しか定型化され、かつすぐできるものには今後値はつかないかも・・・と思う1冊だった。
その象徴が筋肉であり、知識ではなく継続こそ本質的なインテリジェンスだったりする。
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この記事へのコメント
そういえば、先日はどうもです。あんな近くで偶然会うとは思いませんでしたw
今まではずっと見るだけでしたが実は何度か訪問してるんですw
いつ見てもいい感じですね〜羨ましいです(^-^)
今後も覗きに来るのでw
よろしくお願いします^^;