2008年07月30日
3分間コーチ(書評・感想)
誰でもコーチ、管理者に向いているか?と言われればそうではないと思う。にも関わらず、サラリーマンあたしだと管理職へとすすむルート以外自分の待遇を上げることが難しいので少しはできなくてはならない。
本書ではマネージャーのタスクを1.スケジュール管理とタイムマネジメント、2.実施戦略の立案、3.リスクマネジメント、4.判断、5.部下育成と上げられているが、某会社の店長のようにプレイングプレイヤー、つまり一兵卒として扱われ、部下と対峙する時間はきわめて少ないように思われる。
何を話すかよりも、三分間その人のためにとる、そのこと自体があなたがその人を大事にしていることを伝えるP27 < DD>→承認欲求はまあこれが年齢を経てもなくならない。上司や管理職は部下を適正に評価するのではなく、ちゃんと承認しなければいけない。
どんな問題であっても、上司はアドバイスしたり、代わりに 問題を解決しない方がいいのです。そうではなくて部下が問題をどう扱うかをコーチします。P85
できる人間が指導できないというのはこういうことが起因するのであろう。
ところで真顔で「褒められて伸びるタイプです」という部下がいた。これはドン引きした。褒めてくれといわれるとコーチもヘチマもない。そこに幼児性を感じてそういう部下はすぐに解答を求める。千差万別の答えの一つを教えても意味がないというのに。
→承認欲求
あるいは既に承認されたという経験があるので、それ以上の承認を必要としない人間は、それほど強い承認欲求を抱えない。
本書で書かれているマネージャーは5〜6人までが限界だなというのが正直な感想だ。本書に書かれているビジョンの共有も長い時間過ごしていく中で醸成されていくものだし、組織が大きくなったときの3分間はいかにもきつい。
ちょっと愚痴になるが、管理職、上司になって勉強をしないものが多い。自分の嫌だった上司の反面教師になるか、せいぜい居心地がいいだけの上司になってしまう。何も言えない管理職が多くなっているように思う。
本書はちょっと口当たりがよすぎる。場面によってはもっと嫌われるシーンがあってもいいのではないか。本当の人間の成長は短期的なものではなく長いタームだと思うのでバチバチに心通い合うなんてな期待してはいけない。
3分間コーチではコミュニケーションの重要性が強調されているが、ほっておいても平気な部下に対する無言の信頼は書かれていなかった。ムリにコミュニケーションをとる上司もうざいものだ。
しつこくなりがちな管理職は1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!を読むとよかろう。
追記
拙い管理職経験と読みかじりをまとめておく。
- コミュニケーションは上司からとろう
- さりとて軽くならないように
- 少なくとも半年はじっくり観う察しよう(決めつけない)
- 負でも才能を認めよう(使えるところはわからないが)
- 我慢してスルーもしよう
- 育てる気概は必要だが育つのは部下である
平等な意識を持ってもらうよう心がけよう- 荒野に育つものもあれば、水が必要なものもいる
- 水泳の名コーチが重量挙げの選手を育てられるとは限らないどころか沈ませることもある
- 誰にでも効く手法はないと心得よう
- 育たない、育てられない部下は配置換え、異動、昇進などきっかけを進言しよう
- 「オレのおかげ」とは口が裂けても言わないでおこう
はじめての課長の教科書
http://blogcq.livedoor.biz/archives/50458015.html
部下は育てるな!!取り替えろ!
http://blogcq.livedoor.biz/archives/50376641.html
部下を動かす人事戦略







