2008年08月08日
「日本的できる人」についての私見
- 要所のみ雄弁。常に雄弁、いろんなことにくびを突っ込むような人はまずできるとみなされない。話の文脈から要所を適切に把握し、要所で雄弁に語るとき「できる」と感じる。
- 常に論理的な発言というわけではない。論理性は話をすすめる上での方便であり、必ずしも、心を揺り動かすファクターでないことを十分わかっている。人間だもの。
- すべてに一生懸命ではない。上司から見ると一生懸命な部下はかわいいものなのだけれど、常に一生懸命だとそこがアッパーと思われる。余裕を持って行ってこそ「できる」ポテンシャルを感じ、上位遷移も可能と考えられる。 手抜きは効率化の第一歩。
- 「できる人」の批判はしない。それは妬みと思われ、それだけで「自分はできない人」を演じていることになる。できる人は愚痴をこぼさない。
- 能ある鷹でも爪を隠さない。爪がなければ鷹でない。ことさら爪を出す必要はないが、見える部分に爪(結果・過程)をおいておく。無言の主張。
- 姿勢がよい。それだけで自分に自信があるように見える。
- 勉強している風。普段から読書などをしている風な状感じ。知識では彼にきっと勝てない、相談してみようという雰囲気を醸成しておく。もちろん「できる人」になれば後追いでも勉強する。
- 仕事中は手か眼か口は必ず動いている。じっと考えるケースは仕事上むしろ稀であって、文章が気に入らなければ書き直してみたり、アイディアが浮かばなければ人と話したりして仕事をすすめていくはず。じっと考えている人はぼっとしているのが得意なのだ。
- スキルは公開する。「できる」ぶるためにスキルを公開しない人がいるが、これは反感を買うばかりか、全体の効率的な運用を阻害する。スキルはバシバシ公開して、他の人がマネしやすいよう、または可視化することで仕事がしやすいようにする。これで人を感化し、結果的に「できる人」という認識は高まっていく。
- ほどほどにマイペース。仕事は一人ですすめるものではないが、協調性のみでは自分の仕事にとりかかることができない。また、マイペースに人が勝手に合わせてくるようになったら吉。何事もほどほどが難しい。
- 女性の扱いがうまい。噂話の多くを女性が作り出す。バックヤードの仕事も女性に手伝ってもらう。女性の扱い一つで「できる人」にも「鼻につくやつ」にもなる。
- 感情丸出しではない。鉄仮面ではないが、泣いたり、笑ったり、ラジバンダリーでは「できる人」には程遠い。冷静であるに越したことはない。
- ファッションははずさない。一部の世代から「できる」と評価されても共通認識はできない。「できると聞く」実際見る「靴下ピンク色」「ウソでしょ?」見た目ばかり磨いてもダメだけれども、実際協力して仕事をする人なんてたかが知れている。見た目をあなどるな。
忘れてはいけないのが、「できる人」が嫌いな人、「できない人」が好きな人がいるということ。もう一つはファッションすら自分に身につくのが時間がかかる。馬子にも衣装の馬子は馬子。
いずれしろ、「できる人」と呼ばれるには時間がかかるし、それは他人が呼ぶことであって、自分で言うことではない。
あなたの周りの「できる人」はどんな人でしょう?もし「できる人」予備軍の参考になれば幸いだ。
※異論や追加はコメントにお願いします。
inspired by
http://anond.hatelabo.jp/20080729015008
参考
http://ranking.goo.ne.jp/ranking/014/skillful_unexpected/
http://medt00lz.s59.xrea.com/blog/archives/2007/03/post_472.html
仕事をしていない人チェックリスト
http://blogcq.livedoor.biz/archives/50272152.html
「できる人」の話し方;コミュニケーション術 なぜか、「他人に評価される人」の技術と習慣
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この記事へのコメント
1. Posted by そふ 2008年08月08日 23:46
>スキルは公開する
これ、よく判る。
全然公開しない人って、困るんですよね。
それで忙しいって言われてもねぇって思います。
これ、よく判る。
全然公開しない人って、困るんですよね。
それで忙しいって言われてもねぇって思います。
2. Posted by マリンゾウ 2008年08月11日 20:05
>そふさん
人に公開しない、見せないことで「自分ができる」と錯覚したいようです。
引継ぎでほとんど露見しますが、公開して難しいことなんて私の経験では一切ありませんでした。
難易度をわざとあげている例もありましたね。
人に公開しない、見せないことで「自分ができる」と錯覚したいようです。
引継ぎでほとんど露見しますが、公開して難しいことなんて私の経験では一切ありませんでした。
難易度をわざとあげている例もありましたね。