2008年10月03日
恋の吊り橋理論とツジモトの話
(本人曰く)パンチドランカーであり、車を運転していると「ときどき記憶が飛ぶ」と言っていた。ヤクザとの関係をちらつかせ、チンピラ風をブンブン吹かせていた。
覚えていることは少ないけれども、一つだけ強烈に印象に残っているのが、
「女なんて落とすの簡単っすよ!車に乗せて高速乗るだけっすから」
という話だった。
ツジモト曰く、一緒にご飯を食べた女性がホテルへ行くのを渋った場合、即、高速に乗るというのだ。
高速にのった後は無言で猛スピードで突っ走る。折れるまでは「絶対高速を降りない」とだけ宣言する。
猛スピードで疾走するアバタ面のツジモト。男の私でも怖くて「もう掘っていただいて結構です、咥えます。。。咥えさせてください」と言いそうだ。
「広島あたりでほとんど折れるね」と誇らしげに語られた武勇伝を今でも忘れていない。
完全に脅しだし、犯罪なんだけれどもツジモトにはそういう認識がなくて「女性の口説き方講座」のつもりだったようだ。
その時は何にも思わなかったけれど、吊り橋理論を巧みに利用したのではないかと思われる。実際にはツジモトにはそんな意図もないとも思うが。
生理・認知説は人は生理的に興奮している事で、自分が恋愛しているという事を認識するというもの。実験のみで厳密に立証されている訳ではないが概ね正しいとされている。
〜中略〜揺れる橋での緊張感を共有した事が恋愛感情に発展する場合があるという事になる。
ツジモトにとっては必勝法であったわけだが、相手に緊張感を与えるという意味ではこの理にそっているように思える。もちろん、訴えられれば犯罪である。
他人の車の助手席に乗り込む瞬間というのは、誰しも緊張感を伴う。
だから一緒に食事に行く場合も密室空間を共有し、かつドライブするという共通体験は少なくても心拍をあげる。だから好きな異性がいたら自分の車に乗せるに限る。送り狼もそんな理屈が入っているのかも知れない。
一般的に(女性が)ひとりで助手席に乗る場合には、相手に対して悪意までは抱いていない(いやな場合は後部座席を選ぶ)から、好感に近い感情を持っている。つまり生理的な緊張が好感をより大きく育てる可能性がある。
一方で認識しにくところ、感情を正へ、または負へ導く要因として匂いと臭いのことが頭を掠めた。
時折、ヤンキー車のドアが開いた瞬間に強烈な(芳香剤の)臭いが漏れてくる。芳香剤というのは概ね(私は)便所というイメージがあるので、高級車であっても私は「便所」と思ってしまう。
これが薄い場合でも、匂いや臭いには意識に上がってこない個人の記憶がある。
その記憶が好感を増やしたり、減らしたりするんではないかと思う。これも吊り橋理論と理屈は同じような気がする。しっかりと認識できないという部分が重要ではないかと思うのである。
オチは特にないが、ツジモトはもう捕まったのかなあということと相手が認識できない部分に気を配るのは重要だよという話だ。





