2008年11月30日
会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール(書評・感想)
- ルール1 出世のために仕事をするべきではない。やりがいが重要である ーこれって本当?
- ルール2 まじめで有能であれば、周りから、認められ評価される ーこれって本当?
- ルール3 社内政治は本来あってはならないもの、関わるべきではない ーこれって
- ルール4 仕事は中身が重要であり、お金にこだわるべきではない ーこれって本当
- ルール5 仕事の場で群れるのは慎むべきだ ーこれって本当?
- ルール6 上司からよくほめられるのは、評価が高い証拠である ーこれって本当?
- ルール7 本音とタテマエを使い分けてはならない ーこれって本当?
- ルール8 人を攻撃してはいけない ーこれって本当?
ルール9 人から嫌われてはいけない ーこれって本当? - ルール10 残業もいとわず、できるだけたくさん仕事をする人のほうが評価される ーこれって本当?
- ルール11 上司の機嫌をとるよりも仕事の内容で勝負すべきだ ーこれって本当?
- ルール12 失敗して叱られるようなことがあってはいけない ーこれって本当?
- ルール13 仕事とプライベートはきっちり分けるべきだ ーこれって本当?
- ルール14 産休・育休は、当然の権利として堂々ととっていい ーこれって本当?
- ルール15 ルールはいかなるときも守らなくてはならない ーこれって本当?
辛口対談……ここだけの話
本書はキャリア志向の若い女性だけでなく就職活動をはじめようかという男女学生に有効だ。建前ではない部分が読みやすくまとめられている。
しかし、福沢恵子・勝間和代 両氏の経歴を見ると、男性社会で勝ち抜いた!というよりも、この「ルールを実践できる会社に転職した」という感じが強く、すべての会社で実行していくには無理があるように思う。
福沢氏は起業したし、勝間氏は外資系コンサルに転職。
つまり、本書は当初の選択が重要だよということを示している。
現在、当社、女性管理職の方々は際立った能力を認められたというより、「管理職何人」の広告塔にだけ使われている感がある。それはその人が優秀かどうかが評価の的ではないことを示している。
最初から教育プログラムや人事異動の経路が違うから、育児なんか女性特有のものを抜かしても、男性と同じようなキャリアのつけ方が難しいのだ。
ゆえにキャリア志向の就活生がこの本から読み取ってほしいことは、スタートから男性と同じような会社選ぶということ。
出世をするということは、組織をつくり、運営していく立場になるからです。P41
ハナからそういう会社を選ぶしかない。この選択を誤ってしまうと、(例えば女性を登用するとか)ルールを作る立場やその人たちへの助言はできないから、難しいことになる。
現在はどの会社にも余裕がない。無理に女性を登用するよりも前例に従ったやり方が採用される。
能力なんてフォーカスされてはじめて明らかになる。目立たない部署にいる人よりも目立つ部署(ここではプロフィットセンターと呼んでいるようだ)にいる必要がある。能力のある女性がそこにいけるかどうか。
一方で新興の業界は仕組みや価値観がないから、能力や実力のある、利益を生み出す人材を登用するだろう。
ここ半年で(中小であるが)、100人以上の経営者の方にお会いしたが同族以外の方で、経営者としての実権をもたれている女性はIT関連の一人だった。
三洋やワコールなんかで広告塔となった社長は、「だから女はダメなんだ」という親父たちに駆逐された。必ずしも性差が問題ではない。にもかかわらず結果にはそれを持ち出す。
ワークライフバランス・・・言葉は心地いいが、不況期になってくるとこの手は衰退する。CSRだって利益が出てはじめて人の利益が考えられる。
だから苦労した先駆者が何人もいる会社をきちんと探す必要がある。
今は女性とか性差すら気にしていられる時代ではない。ゆえに建前と本音でいうと企業は本音がむき出しにならざる得ない。
本書を頭に置きながら、動くと参考になる。
ただ、それが通用する世界が少ないことも頭に置いておくべきだろう。





