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2009年01月25日

金融機関のカモにならない!おカネの練習問題50(書評・感想)

相場が上げているときには、「株、投資信託はいいよ」なんてみんな金融商品の話題をふる。

とりわけ投資信託は売っている本人も「根っこのところ」はわかっていなくて、「上げ」の客には「儲かってますよ!」、「下げ」の客には「今が買いですよ」と誘惑をする。

お互い金融リテラシーが低くって、客をカモにしていたはずの金融機関すら結局カモになってサブプライムをはじめ大きな影響が発生した。


金融機関のカモにならない!  おカネの練習問題50
金融機関のカモにならない! おカネの練習問題50(吉本佳生著)を読む。


  • 第1章 数学に強い人でも陥るおカネの計算のワナ
  • 第2章 将来が不確実なために少しややこしいおカネの計算
  • 第3章 リスクの意味を正しく知ることがおカネの論理の基本
  • 第4章 金融商品を選ぶための実践的なおカネの論理
  • 第5章 経済ニュースを理解するための経済の論理のコツ
  • 第6章 いかにも役立ちそうな金融アドバイスのウソ
投資に詳しくなったからと言って大もうけできるとは限らない。しかし知らないと損をする可能性が高くなる。

本書ではハイリスクだからハイリターンとは限らないとも言う。リスクとは結果のバラツキのことであると。

代表的なリスクには「価格変動リスク」、「信用リスク」、「流動性リスク」がある。
では、個人の金融取引において最も注意すべきリスクは3つのうちのどれでしょうかP85
田舎に住んでいると身近な投資として地主がマンションを建てる投資話などがある。賃貸リスクに傘をさすあれだ。

家賃の(価格)変動、保証している会社の(信用)デフォルトリスクなどなどがあり、それらをカバーすると言う。

しかし、もっとも顧客が背負うリスクは流動性リスクである。億の借入によって起こる顧客のリスクは将来、マンションの一津汁ならともかく建物丸ごと(それも古くなったもの)を転売できない・・・。

サブプライムをはじめとする債券も実質取引停止しており、価格がつかない。買い手がいないというのが「流動性リスク」である。

筆者は、これが個人にとって一番注意すべきと警告する。
損失が発生しても売却さえできれば、一定のカネは確保できる。しかし、売買ができないとなると損失を拡大させる懸念すらある。

そういう部分は金融商品や投資話において、説明は省略される。


もちろん、目論見書とか細かい書面には書いてあるのだろうけれど。
売っている方も現実に起きていないリスクには目を背ける。

これまでの実績のいい部分にフォーカスして運用実績を
表示するやり方はどうなのか?5年後、10年後の未来を誰が予想できるというのか?

とはいえ、投資を行わなければ確実に経済は浮揚しない。

ただ、経済は自分から遠いものではないので、勉強をはじめてさまざまな仕組みを知るのはいいことだ。


投資は「ゼロサムゲーム」なんて誤解をしている人がいたら、本書を読むといいと思う。

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この記事へのコメント

1. Posted by ガバチャ   2009年01月25日 10:24
ほんまにこの手の話はわけがわかりませんわ。私は手を出せるお金もなく、損も得もしていませんが。
庶民生活にまで影響が出るのは勘弁です。
どーも(^^ゞ
2. Posted by マリンゾウ   2009年01月26日 19:48
>ガバチャさん
私は手を出せるお金もなく、

同じくですが、悩むものがないというのもいいのかも知れません。

日常に影響がないといいですが、今回はなかなか避けられないでしょうね。

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