aamall

2009年02月13日

人事はどこまで知っているのか(書評・感想)

ほんのしばらく席を置いていたことがある。

間借りに近いポジションだったので、配置を決めたり評価をしたりはすることはなかった。

それでも漏れてくるものを眺めていたら、意外と安易だなという感じだった。

人事はどこまで知っているのか (セオリーブックス)
人事はどこまで知っているのか (岩瀬達哉著)を読む。



  • プロローグ 人事とは?
  • 第1章 人事はここまで知っている(出世は30歳までで決まる;「バッドニュースの収集」こそが 大切 ほか)
  • 第2章 人事部の仕事(人事は好き嫌いで決まる!?;人事の情報収集術 ほか)
  • 第3章 ○の社員 ×の社員(できる社員とは?;1本の メールで評価された社員 ほか)
  • 第4章 人事部員の日常と本音(人事の日常は、「社内の雑巾がけ」;役員を諫めて罵声を浴びることも ほか)
  • 第5章  人事とうまく付き合う方法(人事部に相談する場合;職場で気になることは人事に耳打ちしておく ほか)
欧米の企業と違って、日本の人事はローテーションを頻繁に行うから、好むと好まざると人事は興味の的となる。
〜中略〜大手銀行の人事担当役員、仮名さんに書き出してもらった。そこには、シンプルながら本質をつく5つの項目が並んでいた。
  • 「時間・約束の厳守度」
  • 「連絡・連携度」
  • 「異議上申度」
  • 「泥かぶり度」
  • 「情報支援度」P20
みるだけでも保守的だなと思った。たぶん実力・能力なんて言われていても、銀行なんて底の方には減点主義がある。大手銀行ともなれば、卒業した大学で昇進の上限があると聞く。

表のきれいな面を示しているに過ぎない。

「なんであんなヤツが出世するのか」が本書の帯についてる。

この答えは割と簡単で、組織というより自分への忠誠度を重視しているからだろう。極端に言えば「好き嫌い」

自分よりバカ度と言ってもいいと思う。とにかく使いやすさだ。

才能をきちんと認めて昇進させるのは2世代くらい離れてないと無理かも知れない。
「役員から、こいつを昇格時になんとか引き上げてくれと、」P143
人事課長 鬼塚 あたりなら毅然として跳ね除けるが、企業の多くでは日常の風景になっている。嫌な仕事だなと思う。

ずいぶん昔から人事の仕組みづくりに興味がある。成果主義もうまくいかなかったけれども、年功序列も無理がある。

批判するものの多くが、自社の仕組みすら知らない。もちろん人事部のことも知らない。

たぶん社内「政争の接点」で見えること少ない。

好奇の目だけ見るのではなく、透明で一定の納得性の得られる仕組みができるといいなと思う。

ちょっと深読みして書いてあることの裏側を読み解くとおもしろいのが本書だ。

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