2009年03月10日
ラストイニング1〜5名言集
野球漫画のほとんどが選手を中心に据えた構成になっている。 巨人の星、 ドカベン 、 キャプテン 、 タッチ 、など。
そんな中、連載中のラストイニングは今までとは違った角度からの監督の采配が中心となっている。
野球漫画:Wikipedia
そんな中、連載中のラストイニングは今までとは違った角度からの監督の采配が中心となっている。
主人公を監督にすることにより試合だけでない高校野球の裏側を描いた作品。練習方法等も非常に練り込まれており野球と言う物に対して極めて理論的な姿勢で挑んでいる。ラストイニング:Wikipediaスポーツ指導者のみならず、管理職など人を導く立場にある人は必読だと思う。
野球漫画:Wikipedia

ラストイニング 1
ラストイニング 2
「モノの値段は需要と供給で決まるんだ。」「相手の状態を知っていれば、タダの水だって5,000円で売れることがある。」
「シード校なんて初戦はコールド勝ちで当たり前だと思ってんだよ。そんなヤツらにあのシーンで1点しかやらずにすんだら、”しまった”って思わせられるだろ?」「そこを風穴にしなきゃなんねぇんだ!!」
「人間を扱うにはな、D、C、Mって三種類に分けると都合がいいんだ」「Cはキャット、気分屋のネコだ!!」「そしてDはドック、忠実なイヌ!!」「そしてMはアタマの回転が速くて興味をもったことには努力を惜しまない、人間に近い動物・・・Mはモンキー。サルだ」
「日高くんは右の本格派だから左側に軸が傾き過ぎている。それを直すには左腕で投げさせるのがいちばん」
「そう・・・ピンチを作っては最小失点で切り抜ける・・・それを”練習”するゲームだ!!」
「それで自分たちで試合をコントロールする技術や理屈をカラダで覚えるんだ。」

ラストイニング 3
「投手はイケイケのプラス思考、捕手はあらゆる失敗を想定するマイナス思考・・・」「プラスとマイナスが揃っているから、”バッテリー”ってんだよ。」

ラストイニング 4
「いいか、奇襲ってのは二回続けるからこそ奇襲になるんだ!!」「最初の奇襲は寝た子を起こすだけになることもある・・・そこにもう一つ奇襲を重ねることによって、相手を本当に混乱させることが出来るんだ。」
「浮き足だってるのさ。二度も意外なことをされたから、次もきっと何かやってくるはずだってな。」

ラストイニング 5
どうする?ここでタイムを取って教えるか?そうすりゃ勝てるかも・・・だが、それじゃあ八潮が実践の場で進歩する絶好のチャンスを奪うことになる。日本でもサッカーなんかでは結果のいかんによってシーズン途中の監督交代が行われるようになってきた。しかし、海外のプロスポーツよりはそう頻繁ではない。
八潮が自分で気付いて勝つのが一番!教えて勝てりゃいいが気付かず負けたら最低!教えて負けたらもっと最悪!
とりわけ、野球の場合は少なくとも1シーズンは指導者責任を問われない。
そんな中、本作では翌年の夏には「甲子園に出場」しなければ、廃部という期限を背負って「ポッポ」こと鳩ヶ谷は監督を引き受ける。
?〜?までは秋の新人戦、春の選抜を辞退してまで勝利よりも選手の育成に時間が割かれている。
前半は選手の性格を掴み、不確定部分を受け入れつつ、大きなチームの流れを作っていく部分が見所。

たぶん続く。

著者:あさの あつこ
販売元:角川書店
発売日:2007-02
おすすめ度:

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1. ラストイニング??〜??名言集 [ blog50-1 ] 2009年03月15日 00:06
研修でも塾の講師でも、一見関係の薄い内容から入って、実はその課題の解決になっている場合一気に掴める。掴んでしまえば、ほとんどの受講者をひきつけたままいい流れを作ることができる。〜??まで鳩ヶ谷監督は関係なさげな練習をつませ、比較的短期間で効果が出る方法で選....