2009年10月07日
キラークエスチョン 山田玲司著(書評・感想)
モテない男は、出会いのシーンをセッティングしても「何を話していいかわからない」という。好みでない女性ならなおさらのこと。
自転車に乗ってもぜんぜん痩せない女性は「GIVE5乗よ!」と叫ぶ。何を与えればいいのかわかなくて、途方にくれる。
上司は「情報をとってこい!」と怒鳴る。何の情報をどうやってとってくればいいか皆目検討がつかない。
そんなあなた(私)の処方箋 キラークエスチョン (光文社新書)を読む。
これは色々と応用できそうなヨカン!(マジで)
マインドマップ的読書感想文
自転車に乗ってもぜんぜん痩せない女性は「GIVE5乗よ!」と叫ぶ。何を与えればいいのかわかなくて、途方にくれる。
上司は「情報をとってこい!」と怒鳴る。何の情報をどうやってとってくればいいか皆目検討がつかない。
そんなあなた(私)の処方箋 キラークエスチョン (光文社新書)を読む。
これは色々と応用できそうなヨカン!(マジで)
マインドマップ的読書感想文
自分の話を夢中になって聞いてくれる人。それは気持ちがいいことである。
しかし、相槌ロボットでは満足できないように適切な反応がないと楽しくない。その適切な反応が聞く技術であり、書かれているキラークエスチョン、つまり相手の本音を引き出す質問である。
最初は、ぐうの音も出ない質問かと思ったけれども。
ただ、前述のように話を聞いてもらえることは気持ちいいものだから、ついぞ、饒舌なその口で、相手の言い分を遮って話をしてしまう。
そこをぐっと我慢汁。聞く技術を磨くことができれば、皮が剥けるのは間違いない。その技術がもっとも簡単に書かれていた聞く技術。
センスの悪い人間からセンスの話をされても気分が悪い。それを聞いて自分の接点にもっていける内容でないといけない。あなたに興味がありますの表現は慎重に一つくらい間接的ほめ方はあるものだ。
異性の場合は気をつけないとセクハラになるからね。
私は「髪型変わった?」と評価自体は避ける。「でしょ!失敗したし」「結構いい感じになりました?」反応が読めないからだ。
一言目以降が重要だ。
やや抽象的になるが、
さらに高度なのが
オリラジの武勇伝が「オレが一声かけりゃ2万人の族が・・・」なら寒い。それは勘違いだからこそオチがある。
つまり相手の胸元を開かせるにはひかない程度の失敗談が好ましい。
一貫しているのが、どのような形であれ、相手を尊重した質問をすること。多数のインタビューから自然発生的ものだろう。
私の近くにも 「リアルバカぼん」みたいな人がいる。その人でも醸し出すやわらかい雰囲気を持っており、コントでしかありえない失敗を繰り返す。それはバカにもできるけれども、マネができないという部分で尊敬できる。
何を話していいか?何を与えたらいいか?情報をどうとっていいか?それは相手を尊重して話を聞きだすことに注力することで解決するような気がする。まあ本書はそのヒント。
ガリガリしなくても、話を聞く姿勢さえ身につければ、勝手に相手が話を膨らましてくれる。その内容は玉石混交だけれども、玉か石かは受け取り手次第である。
話ぶりに自身のある方ほど一読する価値はあるだろう。
キラークエスチョン (光文社新書)
著者:山田玲司
販売元:光文社
発売日:2009-08-18
おすすめ度:
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<関連記事>
非属の才能(書評・感想)
人を動かす質問力(書評・感想 谷原誠著)
<聞く力>を鍛える(書評・感想)
人は基本的に話を聞いて欲しい生物だからだ。P7言葉は、「聞いて欲しい」という欲求から開発されたのだろう。
しかし、相槌ロボットでは満足できないように適切な反応がないと楽しくない。その適切な反応が聞く技術であり、書かれているキラークエスチョン、つまり相手の本音を引き出す質問である。
最初は、ぐうの音も出ない質問かと思ったけれども。
ただ、前述のように話を聞いてもらえることは気持ちいいものだから、ついぞ、饒舌なその口で、相手の言い分を遮って話をしてしまう。
そこをぐっと我慢汁。聞く技術を磨くことができれば、皮が剥けるのは間違いない。その技術がもっとも簡単に書かれていた聞く技術。
出会って1分 何を聞いたらいい?「その服、どこで買ったんですか?」〜中略〜それは「あなたに興味があります」というメッセージだ。P17間に受けてそのまま言えばはまる。第一印象を不愉快でない表現でとあるが、それは難しい。
センスの悪い人間からセンスの話をされても気分が悪い。それを聞いて自分の接点にもっていける内容でないといけない。あなたに興味がありますの表現は慎重に一つくらい間接的ほめ方はあるものだ。
異性の場合は気をつけないとセクハラになるからね。
私は「髪型変わった?」と評価自体は避ける。「でしょ!失敗したし」「結構いい感じになりました?」反応が読めないからだ。
一言目以降が重要だ。
やや抽象的になるが、
- 基本は「共感」
- 話題を平行移動
- 時間軸を入れてみる
- 周囲の人の話で
- 恋愛話で
- 他の分野にパスで P28〜
さらに高度なのが
自慢より自爆のほうが、実にかっこいいという、実に高度なコミュニケーション文化がそこには存在する。P23まず、「オレっていけてるでしょ?」的な話ぶりは聞いてるのはしんどい。
オリラジの武勇伝が「オレが一声かけりゃ2万人の族が・・・」なら寒い。それは勘違いだからこそオチがある。
つまり相手の胸元を開かせるにはひかない程度の失敗談が好ましい。
一貫しているのが、どのような形であれ、相手を尊重した質問をすること。多数のインタビューから自然発生的ものだろう。
私の近くにも 「リアルバカぼん」みたいな人がいる。その人でも醸し出すやわらかい雰囲気を持っており、コントでしかありえない失敗を繰り返す。それはバカにもできるけれども、マネができないという部分で尊敬できる。
何を話していいか?何を与えたらいいか?情報をどうとっていいか?それは相手を尊重して話を聞きだすことに注力することで解決するような気がする。まあ本書はそのヒント。
ガリガリしなくても、話を聞く姿勢さえ身につければ、勝手に相手が話を膨らましてくれる。その内容は玉石混交だけれども、玉か石かは受け取り手次第である。
話ぶりに自身のある方ほど一読する価値はあるだろう。
キラークエスチョン (光文社新書)
著者:山田玲司
販売元:光文社
発売日:2009-08-18
おすすめ度:
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1. キラークエスチョン [ 活かす読書 ] 2009年10月10日 09:43
キラークエスチョン (光文社新書)
(2009/08/18)
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満足度★★★★
「人とのコミュニケーションを深めるため??.