2010年02月17日
ラブホテルの裏側
仕事の関係上、裏側からまわるというケースがよくある。若干の相談に乗ったが、個人情報でもないので問題もないだろう。
こんな記事を目にした。
こんな記事を目にした。
しかも住込可って書いてあるんだがラブホに住めるの?www
資格18歳以上 ★未経験者歓迎
これはギャグで言ってるのか?
ラブホのバイト見つけたんだけど何するの?
ラブホテルは現在2つに分けられる。
(いわゆる)ラブホテル
モーテルというジャンルになるのか。車一台につき入り口が一つで直接部屋に出入りできるタイプ。私の住んでいる地域ではこの種のラブホテルはこれ以上許可が下りない。だから、会社ごと売買されるケースが多く、個人で許可をとっている場合は一代限り。
(ビジラブ)偽装ラブホテル
上記とは異なり、駐車場と部屋が直結していないタイプ。フロントは主に無人化されており、客同士が鉢合わせしないようエレベーターがいくつか配置されている。
詳しくはWikipediaラブホテル参照のこと。
では、仕事の内容(現場検証から類推を含む)は、主にラブホテルについて。
車のナンバーを控える
料金を払わなくては原則シャッターを開かない仕組みにしているようだが、利用逃げや犯罪行為が起こった場合に備えて、足元のカメラで撮影している。そのときにナンバーを控えている。
出前の注文や受け取り
出前の注文をする人は結構いるらしく、部屋まで運ぶわけにもいかない。そのため、受け取って部屋まで運ぶそうである。
厨房がある場合は簡単な調理もするようだが、私の知っているところはしてなかった。
人手がないときの掃除
原則としては掃除をする人は雇っている。しかし、深夜、早朝の仕事であるため、すっぽかしは起こるらしい。その場合は掃除もやむなし。きれいに使ってるとは限らないし。また、掃除は主に女性が担うため、古参のおばちゃんの愚痴を聞ききつつ、新人とともに束ねて行くのが骨だとか。出入りは激しいので、安定して働いてくれる人はいつも募集している。
自動機からの集金
これは経営者がやるだろうけれども、ある程度信用がつけばやることになるだろう。部屋をより高回転させるためには、掃除の前後にやるしかないし、高額を入れておくリスクもあるから集金は欠かせない。このタイミングはよくわからない。
こまごま
フロントへの電話は結構あるらしく、タバコの買い置きとかこまごまとしたものを置いているようだった。一応コスプレみたいなものも用意してあった。
ラブホテル経営戦略
著者:山内 和美
販売元:週刊住宅新聞社
発売日:2009-04-25
おすすめ度:
クチコミを見る
何がしんどいか?
仕事自体はそれほど苦痛を伴うものではないようだ。しかし、仮眠などなかなかできないのが24時間営業のつらいところ。何時間交代というよりは何泊何日交代という感じ。パソコンとテレビのある部屋に缶詰。職場から離れられないというのは苦痛な人には苦痛だし、裏側は表のきらびやかさに比べて暗くてジメジメしていた。パソコン・テレビ・モニター・毛布ってな感じ。
その他
最初はドキドキしたけれど、何回か入るとまあ楽しくない仕事だろうなあとは思う。
回転率は確実にビジネスホテルよりはいいけれども、それなりの手間はかかるし、いろんな設備更新は必要だし、許可はおりないし、新規参入は難しいみたい。
風俗にせよ、「最新」みたいな、新鮮味を要求される業界というのはなかなかたいへんなようだ。
ラブホテル進化論 (文春新書)
著者:金 益見
販売元:文藝春秋
発売日:2008-02
おすすめ度:
クチコミを見る
しかし、ビジラブと言えども町の真ん中に作るのはいかがか。利用する頻度の少ないもののひがみ・・・か。
(いわゆる)ラブホテル
モーテルというジャンルになるのか。車一台につき入り口が一つで直接部屋に出入りできるタイプ。私の住んでいる地域ではこの種のラブホテルはこれ以上許可が下りない。だから、会社ごと売買されるケースが多く、個人で許可をとっている場合は一代限り。
(ビジラブ)偽装ラブホテル
上記とは異なり、駐車場と部屋が直結していないタイプ。フロントは主に無人化されており、客同士が鉢合わせしないようエレベーターがいくつか配置されている。
詳しくはWikipediaラブホテル参照のこと。
では、仕事の内容(現場検証から類推を含む)は、主にラブホテルについて。
車のナンバーを控える
料金を払わなくては原則シャッターを開かない仕組みにしているようだが、利用逃げや犯罪行為が起こった場合に備えて、足元のカメラで撮影している。そのときにナンバーを控えている。
出前の注文や受け取り
出前の注文をする人は結構いるらしく、部屋まで運ぶわけにもいかない。そのため、受け取って部屋まで運ぶそうである。
厨房がある場合は簡単な調理もするようだが、私の知っているところはしてなかった。
人手がないときの掃除
原則としては掃除をする人は雇っている。しかし、深夜、早朝の仕事であるため、すっぽかしは起こるらしい。その場合は掃除もやむなし。きれいに使ってるとは限らないし。また、掃除は主に女性が担うため、古参のおばちゃんの愚痴を聞ききつつ、新人とともに束ねて行くのが骨だとか。出入りは激しいので、安定して働いてくれる人はいつも募集している。
自動機からの集金
これは経営者がやるだろうけれども、ある程度信用がつけばやることになるだろう。部屋をより高回転させるためには、掃除の前後にやるしかないし、高額を入れておくリスクもあるから集金は欠かせない。このタイミングはよくわからない。
こまごま
フロントへの電話は結構あるらしく、タバコの買い置きとかこまごまとしたものを置いているようだった。一応コスプレみたいなものも用意してあった。
ラブホテル経営戦略
著者:山内 和美
販売元:週刊住宅新聞社
発売日:2009-04-25
おすすめ度:
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何がしんどいか?
仕事自体はそれほど苦痛を伴うものではないようだ。しかし、仮眠などなかなかできないのが24時間営業のつらいところ。何時間交代というよりは何泊何日交代という感じ。パソコンとテレビのある部屋に缶詰。職場から離れられないというのは苦痛な人には苦痛だし、裏側は表のきらびやかさに比べて暗くてジメジメしていた。パソコン・テレビ・モニター・毛布ってな感じ。
その他
- デリヘルが来る場合には、シャッターを半開きにしておく
- 風俗を専門とすると業者側の値引き(またはキックバック)要求があり、かつ来ても来なくても部屋を確保する必要あり、良し悪し。
- ラブホテルの経営者がデリヘルなどを兼業していることはしばしば
- 黎明期のデリヘルは儲かったが、1年前くらいに聞いたら最盛期の半分
- 1ヶ月だけとかお金を積んで都市部で女性をスカウトすることも
- デリヘル兼業は女性が年をごまかしたりしていて捕まるリスクがある
- 若者はお金がないらくしく少なくなったとの話
- 軽トラで熟年夫婦風が訪れることもある
- 駐車場外にも防犯カメラがある
- たまたま、袈裟みたいなのを着た坊主が出入りするところを目撃
- リニューアルはしょっちゅうする必要がある
- 中に置いてある自販機の粗利は大きい
最初はドキドキしたけれど、何回か入るとまあ楽しくない仕事だろうなあとは思う。
回転率は確実にビジネスホテルよりはいいけれども、それなりの手間はかかるし、いろんな設備更新は必要だし、許可はおりないし、新規参入は難しいみたい。
風俗にせよ、「最新」みたいな、新鮮味を要求される業界というのはなかなかたいへんなようだ。
ラブホテル進化論 (文春新書)
著者:金 益見
販売元:文藝春秋
発売日:2008-02
おすすめ度:
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しかし、ビジラブと言えども町の真ん中に作るのはいかがか。利用する頻度の少ないもののひがみ・・・か。