aamall

2011年10月14日

1年前からの昇進・昇格試験対策

すべての会社員は自分のことを過大評価している。

ゆえに、上司には常に不満を持つし、昇進や昇格もしたいと思っている。

なのに、準備しない。昇進・昇格試験の前になってから腰を上げる。


あとで読む

短距離で足の速いやつに勝つにはフライングすることだ。

会社ではフライングすることを「努力・前向き」と呼ぶ。


前回の試験でなぜ落ちたのか?

年長者が優先された?
基礎点が足りなかった?
営業成績がふるわなかった?
今の上司と折り合いが悪い?

今の状況を嘆いても仕方がない。よほど社内で名前が売れていなければ営業成績とか上司の評価は運である。
エスキモーに氷を売るように、難しいことは難しい。嫌いなやつを好きにはなれない。

でも昇進するためには今から何かできるんじゃない?


名前を売る

この1年はすすんで飲み会・社内の幹事をする。前に出る仕切りは上司がやるかも知れないけれども、希望の食べ物・飲み屋の手配なんか裏方でもいいからやってみる。司会もするかも知れない。女性のわがままや上司の希望を吸い上げるのが、管理職。仕切りは下手かも知れないけど、それはあくまで練習だから。

イベントにすすんで顔を出す

ぶっちゃけ挨拶だけして帰ってもいい。前向きというのは前に出てくるやつのことだ。
人事部が主催するならなおさらだ。すすんで参加し、皆に参加をうながす。あなたが誰かを知ってもらうこと。

基礎点を上げる

TOIECか何かわかんないけど、社内で基礎点になるやつあるでしょ?ギリギリで通過じゃ苦しいまずここをしっかり上げないと。成績は運に左右されない。

仲のよかった上司に何度か頼む

力があるなしは関係なしでね。頼られると力がなくても、動いてくれるもの。
「力がある」ように思ってくれるわけですからそいつの為に動こうとする。ダメもとです。

「あいつは意外に優秀ですよ」本人が面接で話すことは半分。「管理職として・・・」そのときだけはみんな前のめりです。

しかし、ある他人の評価は違う。小耳に挟むは信憑性がある。

リーダーに対する誤解

よく面接では「率先垂範で!」なんて言うけれど、それはエースの仕事。人の嫌がることをやる?

時には必要だろうけど、部下がやる仕事、腕は二本しかないのです。

部下は模範的なリーダーを望むけれど、それが本当のリーダーか?

上が求めるリーダーはたぶん違う。「人の嫌がる仕事を部下にさせる人」をリーダー
だと判断する。

みんなの機嫌をとる総理大臣は長く続かない。

学生でもリーダーや議長、会長なんか実際に長くやるとわかる。嫌なことを「ふる」のがリーダーだ。
そこをほめほめシップでやる人や怒りんぼシップでやる人、2番目のうまい人に押し付けるシップ。なんでもいい。かっこよくて・・・人格者だけでは好々爺にしかならない。

飲み会の幹事でも、人に仕事をふらなくてはいけない。

そういうアプローチは面接でも新鮮だろうと思う。判で押したような模範的答えには聞いてる方も辟易する。

初級・中級の管理職であれば実力で受かる。落ちる口実がなければ、各署からの「なぜ落ちたのか?」と変なクレームを受ける。それが嫌なので正当な評価を下す。

人事部は見ている。 (日経プレミアシリーズ)では「役員を登用するとき、自分を追い越さない者、忠誠の高いものを選ぶ」という。ある面真実だろうけれど、これを見ているあなたはまだ心配しなくていい。

パワーゲームには出世してから参加すればいい。まず勝つこと。勝ち方は勝ってから。
人事部は見ている。 (日経プレミアシリーズ)

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