2007年07月09日
コミュニケーションのための催眠誘導(書評・感想)
コミュニケーションのための催眠誘導 「何となく」が行動を左右するを読む。何事も一つの角度 催眠術のかけ方(書評)ではその確からしさを確認できぬ。というわけで本書。トンデモ本でも、チチンっプイプイでもなく 何となく・・・がポイント。これで580円(税込)ははっきりいって安い。そして読み易い。しかも男女ネタも多く、お徳パック・・・
合コンに営業に効果絶大。マジっすか。。。
- 第1章 人間関係の秘密 潜在意識と催眠
- 第2章 あの人の心をオープンに ラポール
- 第3章 相手を意のままに動かす 潜在意識の誘導法
- 第4章 関係に変化が生じたとき アソシエーション
- 第5章 結果が出せる、やってみよう モチベーション
で、まあ、す〜と眠りに落ちるとか高等テクニックではなくダブルバインドなど、基礎テクニックの集積を著者は紹介する。
〜中略〜わざと太りやすい「あんパン」を提示したのですが、彼は「いやあんパンはまずいよな・・・・」ととぶつぶつつぶやきながら帰っていった。「食べる/食べない」という問題から「あんパンはいいか/まずいか」という問題にすり替わってしまったのです。
「あんパンはまずいけれどメロンパンならいいだろう」と思ったというのです。本当は何を食べてもまずかったのですが「食べる」という前提を私は滑り込ませたのです。ダブルバインドがきれいに決まったのです。
練習は必要ですが・・・最初無茶な条件・・・妥協条件を示されると人間 許してしまうもの。「縛っていいかしら?」「そんないきなり」「じゃチューだけ・・・」 なんて。。イエス・ノーセットなども同じこと。
「あなたは女性ですね?」「イエス」
「仕事たいへんでしょ?」「イエス」
「休みはリフレッシュが必要ですね」「イエス」
「温泉とか好きですか?」「イエス」
「来週行きましょうか?」「イエス」
などなどまあ、なんとなくムリムリ感を持たずに一緒に行こうかなと思わせる人はいるもんだ。そういう技術の延長上に催眠はあって、こう体がカチンコチンになるようなことはまあ素人じゃムリ。自分自身を固くするくらいしか。
さあ、男女必読。。。営業、合コンドンと来〜い。会話やしぐさで何となく導くだけ。催眠は眠くな〜るだけではなく、眠くな〜る場所へい〜くが重要。信頼関係の構築といいますか、ラポールですぞ、ゆびぱっちん。
なんとなくまわりを見渡して信頼してしまいがちな人っているじゃない。案外読んでるかもよ。。。本書は5刷。
ということで、「なんとなく」を覚えるため、本書を暗記しようっ。なんとなく 「いい」になれるかもっ(・◇・)ゞ
関連ブログ
「催眠術のかけ方(書評)」http://blogcq.livedoor.biz/archives/50260614.html