aamall

2007年07月29日

人は「感情」から老化する(書評・感想)

人は「感情」から老化する―前頭葉の若さを保つ習慣術 (祥伝社新書)を読む。きっとこれがアンチエイジングの答えの一つ。そしてあの和田さんではこの和田さんの著書。人気blogランキングへにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ



  • 序章 「感情の老化」とは何か?
  • 1章 何もやる気にならない人、何でも心から楽しめる人
  • 2章 いつもイライラしている人、のんびりと心静かな人
  • 3章 落ち込んだら長い人、パッと切り替えのできる人
  • 4章 物忘れがひどい人、記憶力が衰えない人
  • 5章 年を取ることが不安で仕方ない人、年をとっても気楽に生きられる人


人間の老化は、「知力」「体力」よりまず、「感情」から始まる。〜中略〜正常歩行能力なども思っている以上に、維持される。それよりも問題なのは、怒り出したらずっと起こっているといった、感情のコントロールや切り替えができなくなったり、自発性や意欲が減退していく「感情の老化」だ。〜中略〜感情の老化を食い止めよう。


まわりにも怒り出したら、もう怒ったままの人がいる。感情が先だったかどうかは別にして、そう年でもないのに、脳梗塞だかをわずらった。

まあ、年をとるごとに新しいことに取り組むのが厭われる。「人を好きになる」という感覚がなくなってはきていまいか・・・これは単に「スパンが長くなっている」とか「いい人がいない」という感覚かも知れないが・・・実は前頭葉の老化かもしれないのです。

一番仕事をしていて思うことは・・・年を重ねた人の好奇心の不足。一方で幼い表情。

本来、年齢を重ね柔和な表情になっていくことが好ましい。これは経験によって、身についていく術である。が、自分が一定の年齢を超えたあたりから・・・表情は(わがままな)少年、面はおっさん、という人間が増えたような気がしてならない。

新しいことに取り組まなくなると急に守りだす。守るということは時に攻めなければならないのに、何を守っているかわからない守勢に回る。アグレッシブを失うがゆえに守ることもままならない。。。そんなことを思う瞬間が多い。

新しいことに取り組むときは不安ばかりが先行する。ゆえに不安解消のために目的を見失う。手段が目的化する。。。というお茶の水博士。

一方で新たな取り組みができる人をうらやましく思ったりする。

同じ毎日を過ごすようになっていないか・・・仕事を終えてそれで一日終わっていないか。。。なにかにビクビクしていないか。。。

ゆえに新しい何かに取り組んでいる人を見るとキラキラ感を感じる。それは年齢がすすんでいる人ほどそう思う。自分もそうありたい。

昨日、チンパンジー協会の研修で仕事でも絡みのある人が「IT化を図る」などと10年前のセリフを普通に話していた。もう現在このIT化という言葉自体 死語なのに・・・デジャブ感というか、タイムマシーンで戻ったような気すらした。年をとることよりもその (古いものへの)固執感が悲しかったりする。

コン猿業界は経営というものを相手にするがゆえ、スピードが速い。自分の専門を持つことは大事なことだが、経済学よろしくすぐにそれはひっくり変える。新しいことの仕入を自分のスペシャルホールドにいかに加えていくか・・・そんなことが課題になる。

体は時間通りすすんでいく。ただ・・・感情というかアグレッシブさというのは失いたくないものだ。。。

過去を自慢するでなく、死語を話すときはちゃんと オヤジギャグとして話したいもんだ。

見てくれのアンチエイジングだけでなく、感情のアンチエイジング。。。それは好奇心ではないかと結論する。おもしろい本、おもしろい映画、おもしろいこと・・・そんなことを探している。そして創っていく・・・という高齢者になりたいね。。。年を重ねるごとにできることってのもあるし、失っていくものの中で得るものもあったりする。若造とは言いがたく、年寄りとも扱われない年齢。

  こんな年齢もいいものだ。

 



blog49 at 00:01│Comments(0)TrackBack(0)clip!書評 心理 

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