2007年10月04日
エリートセックス(書評・感想)
- 第1章 己のセックスレベルを認識せよ
- 第2章 AVを観るな。セックスにマニュアルはない
- 第3章 コンプレックスと先入観に惑わされるな
- 第4章 正しい知識あってこその充実したセックス
- 第5章 女性はキスでイカせてキスで終わる
- 第6章 より奥深い大人のセックスの楽しみ方
- 第7章 ワンランク上のエリートセックスを手に入れる
本書は6000人とまぐわってきた加藤鷹の経験的理論。
近年、スローセックス実践入門――真実の愛を育むために (講談社+α新書)が売れているように男性による女性目線のセックス本が売れている。場数で言えば圧倒的に加藤鷹の方が多いだろう。
こういう本が出る背景にはここ20年ほどのAVの隆盛がある。圧倒的な男性目線で作られているため、それを見る世の男性陣に「こうあるべき、きっとこうだ」的な幻想を持たせる。
それらがない時代は・・・ピンク映画はあったものの・・・もっと探り探りセックスを行っていたのではないだろうか?
まさに筆者はその探り探りの結果行き着いた。AVはあくまで男性の願望の映像化であり、女性に対する配慮はまだまだ。
「女性を傷つけまいと深爪を云々」とここいらへんが加藤鷹が女優から指名される・・・相手への配慮を忘れない・・・理由であろう。
しかしてセックス論からビジネス論にまで展開。結局洞察力、相手を思いやる心とかそういうところでビジネスエリート=セックスエリートと。まあ確認スキルも十分に紹介されている。
ともあれ、男性の思い込みと女性の配慮にもとづくセックスに一石を投じる本書。女性からは言い出しにくい「ええんか?ええんか?ええのんか?」では・・・・「うん」としかいいようがない。真のオーガズムとは・・・。
本書の文庫化を見ても・・・そういう不一致感とか違和感というものを多数の人が持っているのは男女共通であり、本書に需要があることにもうなづける。
エリートサラリーマンになるのは難しいけれど、エリートセックスは本書を読めばできるかも。
っと相手は自分で探してね(*・ω・)ノ


加藤鷹オフィシャルサイトhttp://www.katotaka.com/
ヌードマン島袋浩http://shimabukuro.4.dtiblog.com/