2007年12月06日
マンガでわかる色のおもしろ心理学(書評・感想)
<目次>
序章 色彩の基本
色によって流れる時間が違う
色には重さがある
色の基本/色相、明度、彩度
RGBとCMY
「トーン」ってなんだろう?
便利な色彩体系/マンセル色彩体系
知っていると便利な色見本
第1章 不思議な色彩の力
寒色と暖色
反射する色と吸収する色
膨らむ色と縮む色
進出色と後退色
食欲がわく色
人を眠りに誘う色
第2章 色彩心理と実験
色彩心理学とは
色彩探求の歴史
色彩心理の実際
・子供と色彩心理
・犯罪と色彩心理
・企業と色彩心理
・就職活動と色彩心理
・職場環境と色彩心理
・病院と色彩心理
・書籍と色彩心理
・映画と色彩心理
・スポーツと色彩心理
第3章 色の章/好きな色でわかる性格
好きな色でわかるあなたの性格
黒が好きな人の基本性格/心理効果
白が好きな人の基本性格/心理効果
グレイが好きな人の基本性格/心理効果
赤が好きな人の基本性格/心理効果
ピンクが好きな人の基本性格/心理効果
青が好きな人の基本性格/心理効果
黄色が好きな人の基本性格/心理効果
緑が好きな人の基本性格/心理効果
オレンジが好きな人の基本性格/心理効果
そのほかの色の基本性格
好きな色と性格の関係、好きな色はつねに変化する
第4章 知っていると便利な色彩効果
反発する色と引き立てる色
色の対比効果
色の同化効果
よく見える色とよく見える組み合わせ
夕暮れになると赤は見えにくい?
色は皮膚でも見ている!
音にも色がある?
面積の違いによる色の印象
記憶色
第5章 カラーコントロール
ファッションと色の関係
洋服の色が相手に与える影響
洋服の色が自分におよぼす影響
パーソナルカラーシステム
流行色は作られている
第6章 色の雑学
おもしろ色名
色の雑学
なんとなく、膨張色とか一般的に知られているイメージはわかっていたし、企業が色に対して気を使っていることはわかっていた。コンビニのほとんどがコンセプトカラーを変えている。ゴレンジャーも色にキャラをきちんとあてて、以来黄色はデブでカレー好きとイメージができあがっている。
あなたのまわりの人に一定のイメージの色づけができているはず。色気は無くても色はつけられる。
特に第3章の「○色が好きな人の性格」、「○色が嫌いな人の性格」の部分が読みどころ。実際性格まで断じてしまうのは占いに近いが、色の趣向がある種の嗜好性を表しているのは間違いないし、自分自身も知らず知らずのうちに 同じ色目の服 などを取り揃えていないだろうか。
私自身、「また同じようなYシャツ、ネクタイ、スーツを買ってきて・・・」とよく言われる。そこに自分自身の憧れ的な投影をしているのかもと思うと納得がいく。
特に車の色を選ぶときなんかはみな慎重によく考えるんじゃないかしら。つまり車の色がその人の嗜好性の代表的な部分。ただ、赤=情熱的、青=誠実、緑=安定 な 性格 とはちょっと違うとは思うが。
ともあれ、半分がマンガ、非常にスムースに読める本書。色の記憶が自分にとって振り返って重要だったことを思い返す。
→Always 三丁目の夕日
全体的なオレンジが郷愁と暖かさを誘う。
青は後退色なので実際より後ろに見える・・・なので交差点でよくぶつけられる。P45
ところで私の車は青だ・・・事故が多い?しかも追突?オカマを掘られる前に本書を読んでおいてよかった。
スカイブルーやアクアブルーの明るい青が好きな人は、感情が豊かで自分の考えていることを自由に表現するのがうまい。P128
まあ採用だな・・・この本。
色の性質をきちんと知ればあなたの色気が増すばかりでなく、意中の人の嗜好性がわかるかも。クリスマスプレゼントをはずさないためにも・・・AXEに頼らず「色で気持ちをひきつけろ!」略して色気・・・な一冊。