2007年12月09日
人はカネで9割動く(書評・感想)
・ああ見えてもいい人なんだと思わせる金づかい
・相手を優位に立たせない接待の受け方
・祝い金は誰よりも早く、援助金は誰よりも遅く
・報酬は折半せず、相手の取り分は三割以下にすること
・落ち目の人間を選び、居酒屋で酎ハイをおごる
・評判をあげたければ礼金に金をかけること
・顔だけ出して、わざわざ来てくれたんだと思わせる
・頼まれ事には即答せず”値打ち”をつける
・カバンや小物へのこだわりが相手の気を呑む
などなど、これでもかとお金の効用最大化の術がある。
ぶっちゃけるとせこい話である。同じお金を出すならより相手が感謝するような出し方。
同じ1万円でも「これで酒を飲んでくれ」ならと言えば、ケチ「お茶でも飲んでくれ」と言えば太っ腹と思われる。帯より
事実である。しかし、人は数々の実験によりカネの多寡で動くわけでないことが証明されている。「君、1万円給料上げるからもっと働いてくれ!」「へっ1万円??」
しかし、カネの渡し方やプレゼントの渡し方、払い方でその印象は大きく変わる。もしこの1万円が一生懸命働いたあとの思わぬ対価だったとしたらどうだろう。ここいらへんが著者の言う生きカネ、死にカネの使い方らしい。
安価なプレゼントには付加価値をつける
女性は、プレゼントを友人・知人にプレゼントをひけらかしたいのだ。「あら、素敵なバッグ高かったでしょう?」〜中略〜
「ね、ね、これ見て。ダイアナ妃がつくった 押し花と同じなのよ」「乗鞍岳のてっぺん」友人知人にひけらかすことができ、これなら喜ぶということである。P135
んで、私はまあ人を動かすことを目的としているわけではないが、お祝いとかちょっとひねらないとすまない性格なので・・・結婚式の二次会で(バナナ山盛り、風船山ほど、1ドル札100枚←これは受けた)という演出をつけた。今年結婚した野郎にはEUROであげた・・・これは失敗。最近はパックでしか売っていないので100EUROとか意外にしょぼい。
っとあとは営業成績が部下のおかげでよかったときに奢ることにして・・・・会場決めて、手紙を渡し・・・・「19:30開封」とだけ知人の女性たちと待たせておいた。
なかには些少の飲み代と「私は 欠席 の文字」
これは受けた。今でもまたそれしましょうとかちょっと意味不明な誘いを受ける。
カネもプレゼントも出し方である。大人になればなるほど、その演出がものを言う。同じ出すなら・・・。
というカネの出し方の教本である。相手の良心に頼るあたり「・・・」となるが、実はお金持ちほどこういう使い方をして最終的に多くのお金を得ているのかもの一冊。
双方が気分がいいならばおカネの出し方一つでも工夫したいものだ。
参考 転職の明と暗(本書に同じような文面が)
人脈とは頼める人のことではなくて、自分に頼んでくる人のことだと。
もちろん普段、損得関係ばかりで人間動くもんでもないが、自分が「あ〜やつに言えば」みたいな人にはほとんど頼まれごとをされている。もちろん頼むし。そこいらイーブンでないと付き合えないというか一方通行の場合には人脈と言わない。


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この記事へのコメント
はじめまして!!
お気に入りブログ登録ありがとうございます!!
今後とも
よろしくお願いいたします!!
匠。
同じ1万円でも言い方、渡し方ひとつで価値が変わるんですね〜
気をつけよ!